After Effects(1)
写真2枚を用いて,簡単な合成を体験してみる.
ここでは以下の点についてよく理解してほしい.
- マスク
AEはPhoto Shop(以下PS)で透明化した部分はそのまま透明として利用できるが,あえてマスクを利用する.なおベジェ曲線の慣れが必要.場合によってはAdobe Illustrator(以下AI)を少し解説する.
- レイヤー
PSで扱ったものと同様.ただしAEでは横軸を時間軸とする.
基本ワークフロー
起動,素材の読み込み
- 素材フォルダをDドライブなどにコピー.
- AEを起動.
- 画像を読み込む.(使用するのはtokyo2.jpg,star.jpgの2枚)
- 保存
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タイムラインへの画像を配置
- 画像 tokyo2.jpgをタイムラインにドロップ.
- 「タイムライン」が表示されていない場合は,メニューバー>コンポ>新規コンポジション>プリセットを
HDTV,1920*1080 HDTV1280*720に,ピクセル縦横比は(今回は)正方形ピクセルとする.時間は3秒00フレーム以内.
- ゼミではHDVコーデックに限り1080-60iで可.
- 画像をドラッグすると,画面の中で動くのを確認.?=フレームよし写真が大きいということ.
- タイムラインのtokyo2.jpgを展開していくと,「トランスフォーム」,その中に「スケール」があることを確認.
- 「スケール」右の100%となっている数字の上でマウスを横にドラッグ.大きさが変更される.
- 鎖のアイコンをクリックすると縦横別々にスケール変更可能.
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簡単なアニメーション
- スケールの横に,ストップウォッチのアイコンがあるのを確認.
- 再生バーを左端,に移動させ,ストップウォッチをクリック.スケールに対して現在の時間にキーフレームが打たれる.
- 再生バーを右に移動させ,スケールの数字を少し変化させる.
- 数値が変化すると自動的にキーフレームか打たれる.
- 時間制御パネルで再生ボタンをクリック.
- 大きさが変化しましたか?同様に,「位置」「回転」などもアニメーション化させてみる.
- タイムライン上部に出る緑のバーは「レンダリング済み」を意味する.緑の区間については,次回からリアルタイムのフレームレートで再生可能.
- リセットボタン,ストップウォッチをクリックし,アニメーションの設定を消去させる.
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マスク
- star.jpgをタイムラインにドロップ.tokyoの上になるようぬドロップのこと.
- 飛行機を画面の中心に.
- 下のレイヤーが一緒に動くので,下のレイヤーのみロックをかける(カギアイコン)
- ツールボックスからペンツールを選択
- ベジェ曲線で飛行機を囲む.この際,地上ギアは囲まない(=消す)こと.飛ばすので.
- 飛行機だけが抽出される.さらに拡大し,細かい調整をおこなう.
- ベジェで混乱がある場合はAIを起動し説明する.
- stra.jpgを展開.マスクメニューを調整する.
- マスクの境界を少しぼかす.
- ぼかした分,余計な部分が見えてくる場合は,マスクの拡張を「マイナス1.0」くらい入力してみる.
- アニメーションさせれば,(違和感は残るものの)飛行しているように見えないか?
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ノイズ付加
ノイズを付加し,全体の調和を試みる.
- star.jpgを選択し.エフェクト>ノイズ>ノイズを選択.適当に数値を上げておく.
- ゼミ(AE7)では「フィルムグレイン」もしくは「グレイン」も選択可能.
- 飛行機にノイズが乗ったが,背景に乗らず余計違和感が.この場合全体にノイズをかけたい.
- レイヤー>新規>調整レイヤー
- この調整レイヤーに対しノイズをかける.(飛行機のノイズは削除)
- 可能であれば色補正をおこなう.
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課題(力試し)
- 都庁の向こう側を飛んでいるようにするには,どうすればよいか.
- 都庁の向こう側を飛ばす場合,霞(かすみ)がかかっているよにすればよいが,具体的にはどうすればよいか.
実際にやってみること.
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ムービー作成
事前に必ず保存をおこなうこと.
- コンポジション>ムービー作成
- レンダリング設定>双方とも「最高,フル画質」に.
- 通常は圧縮なしで保存.
- 圧縮が必要な場合は,ベストの組み合わせを考慮のこと.なお一部のコーデックは互換性に乏しい場合があるので注意のこと.
- QTのMPEG-4は720P50%で再生一応可能.
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